人気ブログランキング | 話題のタグを見る

坂本宗司の日記


by sakasoo

大井貴司クインテット

本日(6日)、立川ハーフトーンに行って大井貴司クインテットを聴いてきました。
メンバーは大井貴司(vib)、宮之上貴昭(g)、岡淳(ts,fl)、清水昭好(b)、橋詰大(ds)でした。
今夜はスワンが「ごめんね」で、どっちに行こうか迷ったのですが、ジャズ入門講座が次の次の日曜日(15日)に迫り、今のところ申し込みの方が目論見より少なく、7月のサタデーコンサートのリーダー清水さんもメンバーだし、両イベントのPRになるかなと思い、立川に行ったのでした。
物凄い雨で、電車にしようか車で行こうか迷ったのですが、出かける7時頃は恐ろしいほどの降りで、電車が止まることも考え、車でゆくことにしました。
それで道に迷いました。
たどり着いたときにはライブ開始直前で、この悪天候の中、驚いたことにお店は超満員で、大井さんの奥様にお願いし、なんとかカウンターに席を作って頂きました。
大井貴司クインテット_e0158153_0193573.jpg

橋詰さんは23歳という若い方で、大井さんが見つけてきた新人で、正式には今日初めて大井バンドに参加したということでした。
きっちりとした演奏でした。
その他の方々はよく知っているミュージシャンで、それでもこの編成は初めて聴いた訳で、特に昔はよくやっていたと思われる大井さんと宮之上さんの組み合わせには興味がありました。
演奏した曲は
1st set
1.セプテンバー・イン・ザ・レイン
2.リカード・ボサノバ
3.スクラップ・フロム・ジ・アップル
4.ヴォイス・オブ・ムーン
5.ビ・バップ
2nd set
6.ワーク・アウト
7.オレオ
8.ガール・フロム・イパネマ
9.ルパン三世のテーマ
10.リメンブラス
11.ペガサス
encore
12.テイク・ジAトレーン
13.コンファメーション
でした。
4は大井さんのアルバム「Wavelet」 に収録されている名曲です。
10、11も大井さんのオリジナルです。
6,7,8,12、13には大井さんのお弟子さんや国立音大の後輩の皆さんが参加しました。
まだ二十歳そこそこの方もいたのですが、結構いけていました。
大井さん、宮之上さん、岡さん、清水さん、橋詰さんそれぞれ持ち味を発揮し、リラックスムード、和気藹々のライブとなりました。
このムードを醸すには、メンバーそれぞれの力量が試されるわけですが、それと同時にお客の質の高さが求められるわけで、今夜はそのいずれもレベルが高く、最高に楽しいライブとなりました。
素晴らしかったです。
# by sakasoo | 2014-06-07 00:14 | Comments(0)
昨日(1日)、川越ルノアールで「宮之上貴昭スーパーデュオ」を聴いてきました。
朝は市民清掃デーで、ご近所の方々とドブさらいで汗を流し、午後から所沢ミューズに行って、狭山ヶ丘高校吹奏楽部第37回定期演奏会に行きました。
宮之上貴昭スーパーデュオ_e0158153_231813100.jpg

今年指導部が一新し、新しいサウンドに生まれ変わった、溌剌とした狭丘ブラスを聴かせて頂きました。
コンクール頑張ってください!
グリーンティーもよろしくです。
そのあと川越に行って、宮之上貴昭スーパーデュオを聴いたのでした。
メンバーは、宮之上貴昭(g)、清水昭好(b)、ゲスト駒野逸美(tb)でした。
宮之上貴昭スーパーデュオ_e0158153_2343832.jpg

演奏した曲は
1st set
1.ソウル・ステーション
2.オール・オブ・ミー
3.ウェーヴ
4.サンセット・ストリート
5.ドージー
2ed set
6.ベサメムーチョ
7.ストローリー
8.黒いオルフェ
9.ボディ・アンド・ソウル
10.ドナ・リー
encore
11.ラメンテーラ
でした。
4は宮之上さんのオリジナルです。
1、6はデュオで、それ以外は駒野さんが参加しました。
宮之上貴昭スーパーデュオ_e0158153_23112192.jpg

駒野さんは、以前聴いた時にも感じたのですが、女性らしい繊細なアプローチで、オリジナリティー溢れる演奏を展開しました。
新しい才能です。
清水さんも、最近めきめきと頭角をあらわしてきた才能あるミュージシャンの一人で、この世代に特有な、物事にこだわらない、全体を把握しスマートに自己表現するタイプの演奏でした。
7月5日の金子公民館サタデーコンサートにご自身のカルテットを率いてご出演です。
休憩時間に簡単な打ち合わせをさせて頂きました。
宮之上さんをきいたのは何年ぶりでしょうか。
宮之上さんには「ミー・マイセルフ」という完璧な、人間業とは思えないソロアルバムがあるのですが、ウェスの操法をマスターした上にご自身のオリジナリティーを編み出したものです。
ジャズギターリストならば誰でも、ウェスは避けて通れない道なのでしょうが、宮之上さんはそれを誰よりも深く追求し、それが故に世界中から重宝がられる存在となったと思うのですが、オリジナリティーが最も尊ばれるジャズ界において、ご本人はどう思っているのだろうかと思うこともあるのですが、そんなことは意に介さず、好きだからこうなったと言わんばかりに自信満々でした。
「俺はどこまで行ってもガキなんだよね」という意味のことをMCで言っていましたが、その演奏は時にコミカルで、有り余るテクニックを披露するのにもどこかシャイで、痺れさせてくださいました。
「ドナ・リー」をオクターヴで演るなんて、ウソだろ~~・・・って思いました。
素晴らしかったです。
昨日、一昨日と続けてタイプの違うギターの巨匠の演奏を堪能いたしました。
# by sakasoo | 2014-06-02 23:20 | Comments(0)

渡辺香津美

本日(31日)、入間市アミーゴで行われた「渡辺香津美ソロライブ」に行ってきました。
若い頃(オマさんのバンドに参加していた頃)何回か聴いたような記憶もあるのですが、少なくともここ30年では初めて聴きました。
渡辺香津美_e0158153_20494178.jpg

渡辺さんといえば、私にとってオマさん(鈴木勲さん)の「ブルー・シティー」というスリーブラインドマイスのアルバムで初めて聴き、それは本当に凄く、特に「45th street-at 8th avenue」という曲での渡辺さんのソロは、例えばマイルスの「枯葉」、リー・モーガンの「サイドワインダー」でのソロに匹敵する、これ以上ない水準だと思ったものでした。
オマさんのバンドには渡辺さんのあと秋山一将さんが参加し、秋山さんは私にとって最初のアイドルともいえる存在になり、その頃のことは私の青春なのです。
本日演奏した曲は
1st set
1.ジャンゴ・メドレー(クラウズ~マイナー・スイング)
2.ステラ・バイ・スターライト
3.ブルース
4.トチカ
5.マイ・フェイバリット・シングス
6.マイルストーンズ
2nd set
7.家路
8.鳥の唄
9.スペイン
10.サヒール
11.ジャミング・イベリコ
encore
12.ヘイ・ジュード
でした。
3,4,10,11は渡辺さんのオリジナルです。
7はドボルザークの「新世界」交響曲からのメロディーです。
ギター・ソロは少し辛い面も感じられましたが、渡辺さんは「ギター・ルネッサンス」というソロアルバム・シリーズをリリースしていまして、その華麗なテクニックで次第にオーディエンスを引き込み、最後は完全にホールをご自分のものとしてしまいました。
アンコールの「ヘイ・ジュード」は大合唱となりました。
思いっきり歌いました。
素晴らしかったです。
# by sakasoo | 2014-05-31 21:32 | Comments(0)
本日(25日)、かつしかシンフォニーヒルズ・モーツアルトホールで行われたアンサンブル・フィガロ第71回定期演奏会に行ってきました。
アンサンブル・フィガロはアマチュアのオーケストラで、私の娘はクラリネットで賛助出演ということで、かみさんと出かけたというわけです。
少し寄り道して、堀切菖蒲園に行きました。
アンサンブル・フィガロ第71回定期演奏会_e0158153_20544883.jpg

まだパラパラしか咲いていませんでした。
菖蒲祭は来週6月1日からだそうです。
昼食はうなぎ屋さんに行きました。
アンサンブル・フィガロ第71回定期演奏会_e0158153_20572617.jpg

青砥駅から少し住宅街に入ったところにあるお店で、老夫婦が2人でやっているところでしたが、これが最高に美味しく、うなぎが二段重ねでした。
コンサート会場は新しめの綺麗で立派な建物でした。
アンサンブル・フィガロ第71回定期演奏会_e0158153_2114451.jpg

指揮は冨平恭平、ソリストは加藤知子(vln)、渡部玄一(cello)でした。
この3人はプロです。
素人の耳でも加藤さんの素晴らしさはわかるような気がしました。
プロフィールを見ると、芸大からジュリアード、過去サントリーホールでリサイタルをやったり、コロムビアから何枚もCDをリリースしている桐朋学園大学教授だそうです。
演奏した曲は、ワーグナー「ジークフリート牧歌」、ブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調」、ベートーヴェン「交響曲第3番変ホ長調・英雄」でした。
アンサンブル・フィガロ第71回定期演奏会_e0158153_2191219.jpg

このオーケストラの方針として、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンといった演奏の基本ともいえる古典派の作品をいつでも取り上げられるよう、メンバー構成に留意しながら、ロマン派やフランス物や演奏機会の少ない曲も取りあげる活動をしているそうで、私にも聴き易い選曲でした。
上品な演奏会でした。
# by sakasoo | 2014-05-25 21:14 | Comments(0)

大山日出男セクステット

昨日(22日)、六本木サテンドールに行って大山日出男セクステットを聴いてきました。
今月中に米の商談で、千葉県匝瑳市に行かなければならなかったのですが、こちらはお茶の時期で忙しく、先方も田植えもあり、日程がなかなか決まらず、どうしようかと思っていたところ、22日には新宿ピットインとサテンドールに行きたいライブがあり、商談、学生クリニックの打ち合わせ、チラシの挟み込み、ジャズ入門講座の打ち合わせを1日で済ます計画を立てたというわけです。
午前7時すぎの満員電車を乗り継ぎ、八日市場駅に11時着。
昼食を交えながら商談。
大山日出男セクステット_e0158153_22363221.jpg

八日市場駅発1時半の電車に乗り、六本木に4時前に着き、アマンドでルイス・バジェさんと打ち合わせをしました。
ルイスさんは、今年のグリーンティーのスチューデント・ジャムのリーダーを勤めてくださることになっていまして、課題曲の譜面を持ってゆき、ソロパートをどうするのかなどの打ち合わせをしました。
今年も7校が参加するのですが、各校から1名づつのソリストを出してもらうことになっていまして、そのために少し譜面をいじる必要があるのです。
5時前に打ち合わせは終わり、計画ではそこから新宿に出て、ピットインでグリーンティーのチラシを挟み込む予定でしたが、これは弁ちゃんがやってくれることになり、東京タワー周辺を歩いたりして、時間を潰しました。
その日ピットインは川嶋哲郎カルテットのご出演で、グリーンティーと同じメンバーなので行きたかったのですが、サテンドールにはルイス氏のほか、6月15日のジャズ入門講座にご出演の椎名豊さんも出るので、その打ち合わせもあり、そのまま六本木にとどまったのでした。
7時からライブは始まりました。
メンバーは大山日出男(As) 、ルイス・バジェ(Tp)、 片岡雄三(Tb)、 椎名豊(P)、 生沼邦男(B) 、井川晃(Ds)でした。
大山日出男セクステット_e0158153_22561564.jpg
 
ピットインで挟み込みをやってきた弁ちゃんと合流しました。
大山さんは久々に聴きましたが、その美しい音色とポーカーフェイスから繰り出すテクニックはそのままで、短めのMCも巧みで、娯楽性、芸術性のバランスがよい、六本木にふさわしい大人のライブでした。
演奏した曲は「酒とバラの日々」、「アラモード」、「グルービン・ハイ」などのスタンダードの中にオリジナルも交え、椎名さんとのデュオでは「チェルシー・ブリッジ」を美しく入念に演奏し、真骨頂を示しました。
ルイスさんは持ち味のハイノートをヒットさせるだけではなくアドリブも強烈で、バンドサウンドに厚みを持たせていました。
大山日出男セクステット_e0158153_23144891.jpg

椎名さんは、これでもかというような超絶技巧を展開するソロをやったかと思えば、趣味のよいアクセントをバンドに加えるという作業も手を抜かず、野心と誠実さがにじみ出てくるとうな演奏でした。
大山日出男セクステット_e0158153_2322576.jpg

片岡さん、 生沼さん 、井川さんそれぞれ充分に持ち味を発揮し、エキサイティングな中にリラックスを感じさせる充実した演奏でした。
素晴らしかったです。
椎名さんともジャズ入門講座の打ち合わせをさせて頂きました。
大山日出男セクステット_e0158153_23264668.jpg

午後11時半帰宅。
# by sakasoo | 2014-05-23 23:27 | Comments(0)