人気ブログランキング | 話題のタグを見る

坂本宗司の日記


by sakasoo

“”リリースパーティ

昨日(19日)渋谷・公園通りクラシックスにて開催された「“対話TAIWA”リリースパーティ」に行ってきました。
これはスイング・テナー、クラリネットの若き名手渡邊恭一さんが、ギターの加治雄太さんとのデュオで録音したニューアルバム「”対話TAIWA”」のリリースパーティです。
昨日は都内に仕事関係で行く用事があり、折角なのでなにかいいライブがないかと探し、このイベントを見つけたというわけなのです。
渡邊さんは、昨年のグリーンティーに青木研Dixieland Crackerjacksのメンバーとして演奏してくださっていまして、DVDをお渡ししたいと思っていたのでした。
会場の公園通りクラシックスは、昔ジャンジャンがあったところで、近くのパルコは工事中でしたが、なにか特別な感じがするスペースなのでした。
初めにTINY SONG SHOWが登場しました。
メンバーはアツシ(vo,g)、ミホ(ts,vo)でした。
“”リリースパーティ_e0158153_1813191.jpg

ジャズのスタンダードを、アツシさんのギター弾き語りにミホさんのサックスが伴奏するという演奏で、ロカビリーなども交え、お二人の強力な演奏スタイルは厚みのあるサウンドを作り上げまして、ジャズのフィールドからは少し離れているからかでしょうが、全く存じ上げない方たちでしたが、こんな上手い人たちがいるのだということに驚かされました。
続いて「入江陽トリオ」が演奏しました。
メンバーは入江陽(vo,p)、吉良憲一(b)、藤巻鉄郎(ds)、黒澤鷹輔(g,vo)、小杉美也子(vln,vo)でした。
トリオとクレジットされていながら、5人編成でした。
“”リリースパーティ_e0158153_18265748.jpg

このバンドは入江さんのピアノ弾き語りを中心に、今まではトリオで活動していたということですが、これからメンバーを増やしてゆきたいとのことでした。
入江さんのヴォーカルは音域の幅が非常に広く、高いところから低いところまでスムーズで縦横無尽な歌唱を聴かせました。
オリジナルを中心に、「はじまりはいつも雨」(アスカ)、「にんげんっていいな」(まんが日本昔ばなし主題歌)など、歌唱を際立たせるバンドだと思いました。
バンドの入れ替え時には、大谷能生さんがかっこいいDJをやりました。
最後に“対話TAIWA”のお二人が演奏しました。
渡邊恭一(ts,cl,vo)&加治雄太(g)です。
“”リリースパーティ_e0158153_2327234.jpg

渡邊さんとは以前ラジオ番組を制作していたことがあり、古典ジャズに対する造詣の深さには驚かされていまして、加治さんも過去のあらゆるスタイルを研究してきたことがわかる巧みな演奏を繰り広げ、渡邊さんの演奏は、リラックスの中から湧き上がるドライブ感が心地よいムードを盛り上げました。
途中ギターのBGMをバックに、渡邊さんが詩の朗読もやりました。
“”リリースパーティ_e0158153_23411637.jpg

渡邊さんのMCはどこか芝居がかっていて、テクノっぽい感じがしました。
古いスタイルを追求しながら、とっても新しい感覚なのではないかと思いました。
会場はほぼ満席となったのですが、客層は若く、それぞれ個性的な方が多く、インテリジェンスを感じさせる雰囲気でした。
クールなバカ騒ぎ、といったムードだったと思いました。
渡邊さん以外初めて聴いた方たちばっかりでしたが、面白かったです。
by sakasoo | 2017-01-20 23:50 | Comments(0)