吉田桂一トリオwith渡辺明日香
2016年 10月 22日
メンバーは吉田桂一(P)、佐々木悌二(B)、渡辺文男(Ds)、渡辺明日香(Vo)でした。
吉田さんのトリオは、この同じメンバーで長く活動していまして、ヴォーカルを入れる場合、鈴木道子さんがファーストコールされていたように思いますが、3年ほど前からは渡辺明日香さんを起用しているようです。
はじめのトリオで2曲演奏しました。
ドラムの渡辺文男さんの存在が大きいと思うのですが、このトリオ独特のリラックスした演奏が繰り広げられ、吉田さんの両手をフルに使うピアノ奏法もあって俄然ゴージャスなムードが醸されました。
そして渡辺明日香さんが登場しました。
きっぷのいい華やかさ、とでも言いましょうか、完璧なピッチ、微妙なニュアンスでのビブラート、声のメリハリ、声量の強弱のコントロール・・・などなど、凄いテクニックをさらりと凄くなく普通に、楽しんで唄ってみせました。
この華やかさに触れるだけでも、来た甲斐があったと思わされました。
バラードでは低い声がささやくようで、丁寧なビブラートがどこまでも続き、とっても癒されました。
正統派スタンダード唄いの面目躍如でした。
後半で1曲、渡辺文男さんが唄いました。
スワンではこのバンドのお約束で、毎回渋い歌声を聴かせてくださいます。
大人のライブでした。
素晴らしかったです。