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坂本宗司の日記


by sakasoo

福井アミトリオ CD「New Journey」発売記念LIVE!

昨日(11日)スワンで福井アミトリオ CD「New Journey」発売記念LIVE!を聴いてきました。
メンバーは福井アミ、工藤精(B)、福森康(Ds)でした。
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工藤さん、福森さんは存じ上げていますが、福井さんは初めて聴きました。
スワンにも初登場だそうです。
福井さんは先月3枚目のリーダーアルバムとなる「New Journey」をリリースしまして、昨夜はそのレコ発ツアー二日目ということでした。
お若いのにすでに3枚のアルバムを制作するとは、よほどの人気ピアニストなのだなって思いいました。
ピアノトリオはジャズの基本編成で、歴史上数々のトリオが活躍し、今も星の数ほどのピアニストがトリオを組んで活動していることを考えると、福井さんはどのように個性を発揮するのだろうか、それとも若さと美貌で売るつもりなのだろうか・・・なんて考えていました。
「New Journey」は福井さんのオリジナル曲を中心に構成されているらしく、ライブもアルバムからの選曲で、そんなものか・・・なんてぼんやり聴いていたのですが、曲の面白さに気づき、次第に引き込まれてゆきました。
ジャズの場合、普通テーマ~アドリブ~テーマと演奏されるのですが、彼女の曲はアドリブの場面でも細かくアレンジされていまして、キメもあり、印象的なリフレインを繰り返しながら、ドラムソロで盛り上がったり、かっこいいベースラインを編み出して執拗に繰り返し、独特の軽快なリズムを生み出したりしました。
「バーンレッド」という曲では、はじめのテーマの切れがよく、アクセントがかっこよかったのですが、その後セカンドテーマ、サードテーマ・・・と次々にメロディーが流れてきて、まるでクラブ系のバンドのようでした。
アレンジしているのか、アドリブなのか、とにかくメロディアスで洪水のようにメロディーが溢れました。
福井アミトリオ CD「New Journey」発売記念LIVE!_e0158153_6553897.jpg

セカンドは、そういうものだと思って聞き込み、とても楽しめました。
このバンドは福井さんの作曲を表現するためのトリオなのです。
彼女の面白いアイディアが次々に飛び出してくる装置なのだと思いました。
なんという潤沢な才能なのだろうと思いました。
アルバム三枚の意味が分かったように感じました。
最後のほうで「トンボ」も演奏し、メロディーもそうですが、リズムも好きなのだろうな・・・なんて感じました。
素晴らしかったです。
by sakasoo | 2016-08-12 07:02 | Comments(0)