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坂本宗司の日記


by sakasoo

中島明子

本日(27日)吉祥寺ストリングスに行って、中島明子さんを聴いてきました。
「カーペンターズとジャズの夕べ~」と題されたソロ弾き語りライブです。
ストリングスではレギュラー化していて、今回で5回目だそうです。
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マロン氏の強い推薦により、今年の金子公民館サタデーコンサートは中島さんのレギュラートリオにご出演いただくことになっていまして、今夜はその打ち合わせも兼ね聴きに行ったのでした。
中島さんは、昨年オリジナルだけのトリオアルバム「hyle」(ヒューレー)をリリースし、その高い芸術性で注目を集めています。
普段は弾き語りで人気のピアニストなのですが、「hyle」はインストのみで、そのピアノプレイはトリオとしてのオリジナリティを追及していて、全く違う印象を与えるのです。
レギュラートリオでは唄はやらないそうなのですが、金子公民館では特別にやってくれることになっています。
今夜演奏した曲は、「ディス・マスカレード」、「スーパースター」、「レイニーデーズ・アンド・マンデーズ」、「クロース・トゥ・ユー」などのカーペンターズ・ナンバー、「タイム・アフター・タイム」、「エブリシング・マスト・チェンジ」、「マイ・フェイバリット・シングス」、「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」、などのスタンダード、加藤登紀子さんの「時には昔の話を」、中島みゆきさんの「糸」、オリジナル「おもいでのおもいで」などバラエティーに富んだ選曲で、飽きさせることなく、てきぱきとライブは進みました。
弾き語りをしてゆく中で、お客からのリクエストで、次第にカーペンターズ・ナンバーが増えていったとのことです。
どの曲もしっかりとアレンジされていて、のびやかな歌声を聴かせました。
MCも面白く、工場が好きでニューアルバムのジャケットに工場の写真を使ったことや、映画は映像と音の情報量が多すぎて見られないことなど、「hyle」を聴いたときに感じる独特の感性の秘密を垣間見たように思いました。
にこやかでエンタテイメント性溢れるライブでしたが、「hyle」の感性に裏打ちされた、「深み」を感じさせてくださいました。
アンコールは「イエスタデー・ワンス・モア」でしみじみさせられました。
7月2日の金子公民館が楽しみです。
素晴らしかったです。
by sakasoo | 2016-05-28 00:57 | Comments(0)