坂本宗司の日記


by sakasoo

チコ本田+2

本日(14日)スワンで「チコ本田+2」を聴きました。
メンバーはチコ本田(Vo)、高瀬順(P)、荒巻茂生(B)でした。
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チコさんと荒巻さんの組み合わせは何回も聴いていますが、高瀬さんは初めて聴くピアニストで、しかも今夜の荒巻さんはエレベを持っていまして、どんなことになるのか興味深い始まりでした。
高瀬さんのピアノはブロックコードを多用し、ガンガン弾くタイプで、アメリカ南部の場末のバー(行ったことはありませんが・・)で酔客相手にわいわい盛り上げるようなムード、失礼を顧みず言わせてもらえば、アップライトがよく似合う名手とでもいうような、あまり見かけないスタイルの演奏で、チコさんもいきなりハイテンションで、荒巻さんのエレベの訳がなんとなく分かったような気持ちになりました。
早くも「それはスポットライトではない」、「男が女を愛するとき」という十八番をやってしまい、非常に盛り上がりながらも、この先どうなるのかと思わせながら、前半が終了しました。
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セカンドセットでは、「ストーミー・マンデー」、「マーシー・マーシー・マーシー」、「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」、「ソング・フォー・ユー」、「テンダリー」など、ブルージーなナンバーをソウルフルに熱唱し、ファーストセットの18番が霞んでしまいそうなくらい、この3人でしかできない、魂の演奏が繰り広げられました。
チコさんくらいのキャリアを積めば、もう怖いものは何もないのでしょう。
心の赴くまま、唄いたい曲を唄いたいように表現し、それがそのまま深い味わいのジャズとなってゆくのでありました。
最後は3人とも燃焼しつくしたかのように、喜びに包まれ演奏を終えました。
素晴らしかったです。
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# by sakasoo | 2017-01-15 01:13 | Trackback | Comments(0)
昨日(30日)吉祥寺ストリングスに行って、「佐藤允彦 Trio & 上杉亜希子」を聴いてきました。
メンバーは、佐藤允彦(p)、加藤真一(b)、村上寛(ds)、上杉亜希子(vo)でした。
はじめにトリオで3曲演奏しました。
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いつもながら、難しいアレンジを何気なくさらりとやる、格調高い演奏でした。
そのあと上杉さんが登場しました。
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久しぶりに聴きました。
ロマ語の曲や、中近東の変拍子の曲など、しばらくぶりの驚かされる選曲でした。
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巨匠3人を従え、堂々たる歌唱で、前回聴いた時の印象とはまた違った貫禄のステージでした。
セカンドではお色直しをして登場し、バックの3人それぞれデュオで1曲づつ唄うなど、面白い構成もあり、村上さんのブラッシュワークに乗せたデュオが白眉でした。
30日にもかかわらず、お店は超満員ギュウギュウ詰めで、大変盛り上がりました。
佐藤允彦 Trio は、これにテナーの峰厚介さんを加えJ.J.Spiritsとして、来年1月21日の入間ジャズクラブ恒例ジャズデーコンサートにご出演なのです。
チラシを配布させて頂きました。
今年最後のライブでしたが、締めくくりにふさわしい充実でした。
素晴らしかったです。
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# by sakasoo | 2016-12-31 22:14 | Trackback | Comments(0)
本日(25日)スワンでカンザスシティカルテットを聴いてきました。
日曜日のライブは珍しいのですが、ライブの副題に「Hobo's presents Special Live!」とあり、同じ新所沢のHoboというお店からのリクエストで、今回の開催となったということなのです。
メンバーは下田 卓(Vo,Tp)、上山 実(P)、渡部拓実(B)、大澤公則(Ds)でした。
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リーダーの下田さんは、以前TBSラジオの午後の番組に週一でレギュラー・コーナーを持っていまして、アメリカの古いスタンダードを歌詞の解説を交え、面白おかしく紹介しながらアメリカ文化やポピュラー音楽の源流などについて語っていまして、非常に興味深く、こんなマニアックな内容でよくレギュラーで出演できるなって感心しながら毎週楽しみに聴いていたのでした。
その下田さんのカンザスシティバンドが来るということで、見逃せないライブとなったのでした。
カンザスシティといえば、その昔禁酒法時代、市長の庇護下で違法営業していたナイトクラブに全米から酒飲みが集まり、カウント・ベイシー楽団が生まれ、チャーリー・パーカーが羽ばたいた街として知られ、下田さんはそのころのアメリカについての造詣が深く、演奏した曲はバンド名に恥じず、デキシー、ストライド、ブギウギ、ブルースなど、古いスタイルで、スタンダード、オリジナル、クリスマスソングなどを演奏しました。
スタンダードでは、歌詞を日本語で歌うことが多く、エンターテイメントに徹したとっても親切で楽しさいっぱいのライブとなりました。
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バックの3人もそれぞれ古典をよく研究していて、すべてのポピュラー音楽がジャズから派生していったことがわかる、優れた演奏を展開しました。
特に上山さんは、ストライド、ブギウギの左手が巧みで、右手はアール・ハインズを彷彿とさせるブロックコードを駆使して、わくわくさせられました。
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このバンドは、浅草のハブという古典ジャズのメッカのようなお店で毎週レギュラー出演しているそうで、浅草という土地柄に磨かれた芸人魂のようなものも感じられ、MCやメンバーとのやり取りも面白く、それが凄い魅力なのですが、その中でぎりぎりアーティストの垣根に踏みとどまっている感じ、そこがとってもいとおしく思いました。
素晴らしかったです。
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# by sakasoo | 2016-12-26 00:32 | Trackback | Comments(0)
昨日(23日)入間市仏子アミーゴで開催された「wellクリスマスジャズパーティー」に行ってきました。
その前に昨日は入間市市民会館に行って、午後2時開演、入間グリーンティーウインドオーケストラ「第4回定期演奏会〜お茶ブラスクリスマスパーティー~」を聴いたのでした。
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入間グリーンティーウインドオーケストラは、今年のグリーンティーJAZZフェスティバルにご出演いただきまして、平均年齢の低いバンドということもあり、メンバーの内かなり割合で学生時代グリーンティーJAZZフェスティバルの出演経験があるということもありまして、スタッフとしても頼もしい戦力となって頂いたのでした。
指揮者で実質主宰者の関根君は、私の娘と狭山ケ丘高校吹奏楽部で同級だったこともあり、グリーンティーJAZZフェスティバルのクリニックでは講師をお願いしたり、色々親しくお付き合い頂いているのでした。
第1部クラシックステージでは「セドナ」、「トゥーランドット」などが演奏され、このバンドらしい迫力のあるサウンドを響かせました。
第2部ポップスステージでは「ウインターワンダーランドinスイング」、「津軽海峡冬景色」、「ユーロビート・ディズニー・メドレー」、「クリスマス・スインギン・コレクション」など楽しい楽曲がライナップされました。
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ジャバループの「シロクマ」も演奏され、おおいに盛り上がりました。
この曲は一昨年のグリーンティーJAZZフェスティバルで、入間向陽高校がジャバループと共演したもので、その際譜面の提供を受けて、以来グリーンティー関係の色々なバンドが演奏しているのです。
ジャバループの代表曲ではありますが、吹奏楽で聴くと大迫力でわくわくさせられ、とってもいいのです。
定期演奏会も4回目となり、バンドのまとまりもでき、サウンドも固まってきていて、いい感じになってきました。
今後とも頑張ってほしいです。
そのあとアミーゴに行ったのでした。
このコンサートは、小林陽一さんが毎年この時期にアミーゴで開催しているものです。
はじめに飯田さつきさんが唄いました。
バックのメンバーは小林陽一(DS)、田窪寛之(P)、金森もとい(B)でした。
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飯田さんは、「イイダ・ジャズスクール」のお嬢さんで、以前私が関わっていたジャズデー実行委員会(六本木のジャズクラブの店主たちが中心になって、1月22日をジャズの日に制定しようとした目的で設立された組織)主催で開催していたヴォーカル・コンテストでグランプリに輝いたことがあり、それで存じ上げていまして、休憩時間に話しかけると、その時はまだ学生でだったそうで、今から10年前だそうです。
伸びやかな歌声を披露し、ポインシアーナのアレンジでの「ムーン・リバー」が秀逸でした。
そのあとスイング・アディクト・ビッグ・バンドが演奏しました。
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このバンドのドラマー田中君は、グリーンティー実行委員会のメンバーでもあり、地元バンドでもあり、いずれグリーンティーにもご出演願うことになると思われるので、気になっているのです。
前回10月のコンサートも聴いたのですが、今回はそのときよりまとまりが出てきて、田中君も含め全体に上達していて、バンドサウンドが形成されつつあると思いました。
ベイシーナンバーを中心に5曲ほど演奏しました。
前回も思いましたが、テナーの美人が目立ちました。
そのあと合田真貴子さんが琴の演奏をしました。
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邦楽の名曲やポピュラーな曲まで独奏したあと、小林さん、金森さんが参加して、クリスマスソングをジャズで演奏しました。
そのあとJJMの演奏になりました。
メンバーは小林陽一(DS)、谷殿明良(Tp)、原川誠司(As)、田窪寛之(P)、金森もとい(B) でした。
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小林さんのクインテットはところどころずっと聴いていますが、最近ではこのメンバーがベストではないでしょうか。
特に昨夜は谷殿さんの進歩が目覚ましく、素晴らしかったです。
「ナイト・イン・チュニジア」では、ジャズメッセンジャーズのリー・モーガンとウェイン・ショーターのヴァージョンの再現をしたのですが、パーカッションの入れ方、有名な最後のお二人のカテンツァなど、よくできていました。
そのあと出演者全員でジャムセッションをやりました。
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そしていつもこのコンサートでは、最後に来場者とともに「ホワイト・クリスマス」唄うことになっていて、あらかじめ歌詞カードが配られているのです。
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大合唱でコンサートは終了しました。
小林さんは司会までやっていて、大変そうでした。
せめて司会者くらい雇えばいいのにと思いましたが、面白かったです。
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# by sakasoo | 2016-12-24 23:56 | Trackback | Comments(0)

澁谷盛良&南野陽征

本日(17日)スワンで澁谷盛良(b)&南野陽征(p)デュオを聴きました。
本来であれば小泉高之トリオだったのですが、小泉さんが腱鞘炎で出演できず、お二人のデュオとなったのでした。
リーダー不在のライブを聴いたのはは初めてかもしれません。
やむを得ず澁谷さんがMCをやったのですが、澁谷さんのMCも初めて聴いたように思い、非常に珍しいライブとなったのでした。
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「ライク・サムワン・イン・ラヴ」からはじまったのですが、エロール・ガーナーを彷彿とさせる両手トレモロ、両手ユニゾンで、いきなりハイな気分にさせてくれました。
リーダー不在なので、選曲は南野さんが思いつくままにやっていたようでした。
「エンブレイサブル・ユー」、「「アイ・リメンバー・エイプリル」、「ウン・ポコ・ロコ」、「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」、「ソフティケイテッド・レディ」など、南野さんのスタイルを強調できる曲を選んだようでした。
とにかく満艦飾の装飾音の嵐!
巧みなペダル操作で、はっとさせる間を作ったり、スリリングなカクテルピアノの伝統を受け継いで、のびのびと演奏していました。
このピアノに澁谷さんのランニングが気持ちよく、非常に優れたデュオの完成となりました。
トリオとはまた違ったニュアンスが醸し出され、面白かったです。
小泉さんが出演できなかったのは残念でしたが、これはこれでよかったのではないかと思いました。
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# by sakasoo | 2016-12-18 00:59 | Trackback | Comments(0)